こうらく通信 135号(2026年9月)
観月
まだまだ暑い日が続いておりますが、秋は少しづつ近づいてきております。
今年の中秋の名月(十五夜)は九月二十五日との事ですが、最近月を眺めることがないなと思い返す次第です。
先人達は十五夜には芒を飾り、団子等をお供えし、収穫に感謝しながら月を眺めたそうです。
言わばお月見は収穫という仕事の区切り。
月を眺め、立ち止まる時間だったのでしょうか?現代では月を見るよりスマートフォンを見る機会が多いように思います。
スマートフォンでは情報が慌ただしく世界中駆け巡っており、常に頭の中も走っている状況が続いているようで、人々も疲弊しているように感じます。
走っているだけでは綺麗な月の存在さえ忘れ、自分自身の体調や遣りたいことも見落としがちになります。
たまには立ち止まり、月を眺めたり、心に余裕をつくることで次の一歩を考えるための大切な時間になるのかもしれません。
今宵は少し足を止めて、月を眺めながら自分自身を振り返りたいと思います。

文字に表れていないもの
履歴書にはこれまでの職歴や資格、経験を書くことが出来ます。
しかし本当の「経験の価値」は履歴書の文字だけでは伝わらないことがあります。
例えば、失敗したときにどのように立て直したか。
お客様から厳しい言葉を戴いたときにどのように向き合ったか。
チームが低迷しているときに改善するためにどのような行動をしたのかなど。
こうした個々の経験は数字や資格のようには表すことはできません。
人との向き合い方や困った時の対応力など、各々が身に着けてきた経験は、スキルとなり、その人の武器となって企業にとってはその人材は戦力となります。
履歴書には書かれていない経験・スキルは求職者自身も気づいていないケースも多々あります。
面接時に聞き出すことで求職者の気づきとなり、求職者・企業側双方にとって大きな価値となります。

間を大切にする
9月はシルバーウイークがありカレンダーも赤が多くて華やかですね。
よく見てみると22日は「国民の祝日」と書いてあります。
現在、年間16日が「国民の祝日」として定められていますが、今回の休日は祝日法(国民の祝日に関する法律)により【祝日と祝日の間に平日が一日だけ挟まった場合、その日は休日になる】という面白い法律によって休みになった、数年に一度しか現れないちょっと珍しい休日なのです。
今では当たり前になった振替休日も制定されたのは昭和48年。
私が小学生の頃です。
テレビ等でよくモノマネされていた当時の総理大臣田中角栄氏の功績を友人達と感謝したのを思い出しました(笑)
振替休日も国民の祝日も自分が楽しく自由に使える大切な時間。
仕事も人付き合いも「間」の取り方が大切。

備える
9月1日は「防災の日」です。
1923年9月1日に発生した関東大震災を教訓に、災害への備えを見直す日として定められました。
水や非常食、懐中電灯など防災グッズとして多くの方が備えておられると思いますが、意外と知られていないのが「トイレ」の備えだそうです。
確かに大きな地震が起きると、断水していなくても下水道が使えなくなることがあります。そこで必要になるのが携帯トイレなのだそうです。
一般的には、1人1日5回程度を目安に、最低3日分、できれば1週間分を備えておくと安心だそうです。
そして、もう一つ教えてもらったのが「ローリングストック」という方法。
普段食べる缶詰やレトルト食品などを少し多めに買っておき、古いものから食べ、食べた分を買い足す方法です。
これなら「非常食を買ったけれど、気づいたら賞味期限切れ……」という我が家のような悲劇も防げますね(笑)
実はこれは仕事にも相通ずるものがあって、「担当者が休んだら?」「パソコンが壊れたら?」急なトラブルに対応できるよう、防災も仕事も特別なことより、普段から少しずつ備えておくことが大切だと考えます。
また人材採用も早めに対応しておくことで、急な休職などでの人材補強を図ることができます。


